
障害が あってもなくても わかりやすく
2020年に芸術工学研究院に着任された工藤真生先生。
知的障害を有する人との映画制作プロジェクトや、世界水泳選手権2023福岡大会のピクトグラム制作プロジェクトに参画するなど、多くの場で活躍されています。
元々は、デザインに興味を持ちながらも特別支援教育の道に進まれたそう。知的障害や自閉スペクトラム症の児童・生徒の教育において、教材に多くの視覚支援(絵)が使用されていることから、障害の有無にかかわらずわかりやすい絵や図記号について関心を抱いた工藤先生は、修士課程からデザインの道に進まれました。そしてすぐに特別支援学校のサイン計画に携わったことが、現在の研究活動につながっているそうです。
ご専門はグラフィックデザインですが、脳科学の研究や教育現場も経験されている工藤先生。「デザインを実装することだけを目的とするのではなく、障害の社会モデルに対して貢献できる研究や活動をしていきたい」と意気込みを語っていただきました。
