人社系副専攻プログラム研究ポスター報告会に参加しました!
九州大学では人文社会学系5部門の学部生に対し、副専攻プログラムという制度が設けられています。今回は、昨年10月に行われた人社系副専攻プログラム研究ポスター報告会に参加し、プログラム委員会の人文科学研究院 国分先生と今回ポスター発表を行った学生2名に取材しました。
Vol.1では参加レポートと国分先生への取材の様子をお届けします!
報告会の様子
2024年10月30日(水)、イースト1号館1階プレゼンスペースにて、「人社系副専攻プログラム研究ポスター報告会」が開催されました。2023年12月に行われた第1回に続き、今回は第2回目の開催となり、計32件のポスター発表が行われました。
当日は学部生から大学院生まで多様な学年の学生が参加し、専攻分野も文学部や経済学部といった人文・社会系にとどまらず、システム生命科学府や芸術工学府など、普段はあまり接点のない学府からの参加も見られました。
発表はパートAとパートBの2部構成で行われ、来場した学生や教職員に加えて、発表者自身も自分の担当時間以外には他のポスターを見て回るなど、積極的な交流が繰り広げられていました。発表内容も多岐にわたり、研究活動やゼミでの取り組みを活かした発表に加えて、サークル活動に関する報告も見受けられました。
異なる専門分野に属する聴衆に向けて発表することで、専門内での発表とは異なる難しさや発見があり、予想外の質問や新たな視点を得られる機会ともなっていたようです。発表者同士が分野の壁を越えて意見を交わす姿も見られ、非常に刺激的で有意義な場となっていました。なかには今回が初めてのポスター発表という学生も多く、特に学部生にとっては、自らの研究や活動を発信する貴重な経験となっていたようです。
プログラム委員会 国分先生へ取材しました
今回の報告会や人社系副専攻プログラムについて、プログラム委員会委員長で人文科学研究院の国分先生にお話を伺いました。
— 今回のポスター報告会の目的について教えてください。
大きな目的は、副専攻プログラムを履修する学部生を中心に、自身の専門分野を超えた幅広い分野を学ぶとともに、それぞれの学部や学府、研究分野を超えた学生間の幅広い交流を行う機会を提供することです。
コロナ禍によりオンラインの授業が増え、教員と授業の前後で話をしたり、同じ授業を取っている学生と交流したりするのが難しい期間が続きました。プログラムを取っている学生からも、何か交流をする機会があった方がいいのではないかという声をいただき、今回のポスター報告会を企画しました。
— 学部生だけでなく、大学院生も多数参加されていましたね。
そうですね、多くの方に参加していただきました。大学院生については、学部時代にプログラムを修了した学生もいました。
副専攻プログラムは対象の学部生しか履修できませんが、このポスター報告会では、九州大学で人文社会系分野に関わっている学部生、大学院生、教員と幅広く出会い、交流を深める機会になればいいかなと考えています。こうした場を設けることは、副専攻プログラムの目的でもある「他の分野のことにも関心を広げてもらう」ことにつながりますし、九大の人社系分野全体に対してもメリットがあることだと考えています。
— 今後もこのポスター報告会は開催したいですか。
そうですね、来年度以降も続けたいと考えています。
人社系分野の中では、こうしたポスターで報告するというのが一般的な分野とそうではない分野があります。ポスター発表に馴染みのない分野の学生にとっては、最初はどうしても敷居が高くなってしまうのかなとも感じています。ただ、そうした方も、最初は興味のある報告を少し聞いてみるだけでも構いませんので、ぜひ参加していただければ嬉しいです。
— 続いて、人社系副専攻プログラムについて教えてください。
分野横断的な教育を学生に提供するというのが、プログラムの大きな目的です。自身の学部での専門的な学びに加えて副次的な学びの機会を保証することで、視野の広い学生を養成していきたいと考えています。こういった取り組みができるのは、大学の規模が大きい九大の強みの一つだと考えています。
また、実際にプログラムに登録している学生からは、プログラムという形になっていることで他学部の授業でも履修しやすいという声を耳にします。プログラムの修了は義務ではありませんので、ぜひ登録してもらえればと思います。
— 最後に、学生へのメッセージをお願いします
自身の専門分野を深めることはもちろん重要ですが、学生のみなさんには、同時に様々な分野にも興味や関心を持ってほしいと考えています。副専攻プログラムや今回のポスター報告会が、自身の興味や関心を広げるための1つのきっかけになれば嬉しいです。