七大戦優勝を目指して ー九大ソフトテニス部、挑戦の夏ー
旧帝大7校が誇りをかけて戦う「七大戦※」。
その大会で頂点を目指し、全力で練習する九大生がいます。
学年の垣根を超えて、 部員全員で個人戦・団体戦での優勝を目指すソフトテニス部。
2年連続の優勝に向け日々鍛錬を重ねる彼らの挑戦に迫りました。
※七大戦:旧帝国大学(東京、京都、名古屋、東北、大阪、九州、北海道) の7大学で行われる体育大会
今回は主将の三宅さん、主務の井上さんに取材させていただきました。
— 入部したきっかけを教えてください。
体験のときに感じた練習の雰囲気がとても良くて、楽しそうだと思ったのがきっかけです。また部のレベルが高く、本気でソフトテニスをやりたい自分に合っていると感じました。
中学・高校の部活には、監督が指導する堅いイメージがどうしてもあったのですが、大学ではプレー中は真剣でありながらも、全員が楽しんでやっている雰囲気が魅力的でした。声を出すことを強いるのではなく、部員一人ひとりが自然に声を掛け合っており、そのような点にも活気を感じ入部を決めました。
— 日頃の練習について教えてください。
日頃の練習で大変だと感じているのは、監督やコーチがいないので、どんな練習をするかを自分たちで考えないといけないところです。どこが足りていないのか、どこを補うべきなのかを、自分自身だけでなくチーム全体を見ながら判断する必要があって、そこが一番難しいと思っています。
練習では、ただ取り組むだけでなく、どの打点で打つか、狙った場所へ打つためにどのように足を運ぶか、ラケット面の角度をどう調整するかなどを意識することで、プレーの質が大きく変わります。そうした意識を部全体に広げていくことに苦労しています。
練習は基本的に学年や番手に関係なく、みんなで集まって同じメニューを行います。メニューは主に主将である私が考えています。練習しないといけない部分が出てきたときは、校友会である松原会のO B・O Gが教えに来てくださることもありますし、選手同士で声を掛け合うこともあります。基本はO B・O Gからのアドバイスが多いですね。
— 部活動のメンバー同士は、練習以外での交流はありますか?
部活が終わった後に、みんなで一緒にご飯を食べに行くことがあります。勉強面だと、同じ学部・学科の人が結構多いので、先輩にどういう授業を取ったかを伺ったり、「教科書を譲ってください」といった相談をすることもあります。
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練習以外では、遊びに行くときもありますが、ご飯を食べに行くことの方が多いですかね。
— ソフトテニス部ならではのエピソードはありますか?
夏の練習では、どれだけ日焼け止めを塗っても全員が黒くなります。去年はユニフォームも黒だったので、本当に頭からつま先まで全身黒になっていました。毎日のように外で練習していたので、みんな頑張って日焼け止めを塗るんですけど、「これ効果あるのか?」って思うくらい焼けていきました。
午前練習で少し日陰ができてくると、みんなが一斉にそこへ集まってしまって、誰も日向側に行かず、ボール拾いが進まないこともありますね(笑)。
— 部としてのスローガンや目標はありますか?
大会優勝が目標なのはもちろんですが、顧問やコーチがいないので、自分たちで考えて動くことを大事にしてほしいと思っています。それに加えて、勢いのあるチームにしたいという気持ちがあります。
— 七対戦の試合形式について教えてください。
七大戦のソフトテニスには団体戦と個人戦があります。個人戦・団体戦ともに、ダブルスで行われることが特徴的な点です。団体戦は2日間かけて行われる七大学の総当り試合で、一日に3校ずつ対戦し、勝ち数が最も多い大学が一位となります。男子団体は5ペア戦い、3ペア以上勝った方の勝利、女子団体は 3 ペア戦い、2 ペア以上勝った方の勝 利となります。
個人戦は一発勝負の トーナメント方式で行われます。個 人戦という名の通り、ペアごとで勝 敗を競い、優勝を目指します。試合 は 7 ゲームマッチで行われ、 4 ゲー ムを先取すると勝利します。各々の ゲームを勝ち取るためには 4 ポイン トを先取するというルールとなって います。
— 七大戦前の練習では、何を意識して取り組むのか教えてください。
七大戦は勢いが大事な大会なのですが、小さなミスでその勢いが崩れてしまうこともあります。だからこそ、基本的な技術を地道に積み重ねることが大切だと思っています。
七大戦も大事な大会ですが、それ以上に毎年2回あるリーグ戦に重きを置いています。七大戦はそのリーグ戦に近い雰囲気があります。試合では応援が大きいほど勢いがついて勝ちやすくなります。特にリーグ戦では一つひとつの勝ちが次の試合につながるので、勢いをつける必要がありますね。七大戦ではどの大学も応援に力を入れてくるので、チーム全体で勝つという挑み方がリーグ戦に似ています。実力に勢いも加えて挑むのが大事だと思っています。
そのためにも七大戦前には、練習中の雰囲気づくりや、夏の暑さの中でも声を出して取り組むことを意識しています。
— 七大戦は実際どのような雰囲気ですか?
これまでの七大戦では、勢いに乗れると勝てる場面が多かったように感じます。実力が拮抗していることもあって、勝つのに難しさを感じる暇もなく、みんなで一気に流れをつかんで優勝したという印象が強いです。その勢いで昨年の大会では、団体戦と個人戦ともに優勝することができました。なので、今年も二冠を狙っていきます。
— ソフトテニスの魅力について教えてください。
ソフトテニスは、技術だけでは勝てないところが魅力です。コートでどこに立つか、どこに打つか、相手がどう動くかといった戦略を練ることがとても大事で、自分たちよりも技術がある相手にも戦略で勝つことができます。
硬式テニスはボールが硬くてスピードが出ますが、ソフトテニスはスピードが出にくい分、一球で決まらないことが多く、回転をかけて球種を変えるなど、スピード以外の要素で多彩な組み立てができます。そこがソフトテニスならではのおもしろさだと思います。
— 憧れている選手はいますか?
日本代表の上松俊貴選手に憧れています。すべてのプレーがお手本で、細かく見ても本当に参考になる部分ばかりです。ソフトテニスを始めて2年くらいのときにY o u T u b e で上松選手を知って、「こんな上手い選手がいるんだ!」と思って、そこから動画を見ています。動画では詳しくプレーを見られるので、足の使い方やラケット面の使い方を参考にしています。
— 最後に、新入生に向けたメッセージを一言お願いします。
ソフトテニス部は新入部員とマネージャーを募集しています。中高でソフトテニスの経験がある方も、ソフトテニスをやったことがない方も、私たちと一緒に学生最後の部活動に本気で取り組みましょう!!
取材協力
DATA
部員◉35名
メンバーの学年◉4年8名、3年3名、2年11名、1年13名
活動場所◉九州大学伊都キャンパステニスコート
活動日◉1週間に4回(火・水・金・日)
【問い合わせ先】
URL◉https://qdai-softtennis.jimdofree.com/
Email◉9dai.softtennis@gmail.com