こんにちは!広報課学生スタッフです。
今回は創部から80年以上の歴史を誇る裏千家茶道部の活動を見学しました!
九州大学裏千家茶道部は、春と秋の年2回開催しているお茶会へ向けて、毎週月・土曜の週2回稽古に励んでいます。
現在は課外活動施設Ⅱの和室にて活動されています。移転前の箱崎キャンパスの頃は、敷地付近にあった「三畏閣」という立派な木造建築の中の和室にて活動されていたんだとか。
三畏閣では茶道部発足の際に当時の学長と裏千家のお家元が茶を一席設けたという話もあり、話だけでもその歴史が垣間見えます。
病院キャンパスの中には利休釜掛の松がありますし、九大は何かと茶道に縁深いのですね。
活動場所である課外Ⅱの和室は書道部や邦楽部、百人一首愛好会と共用ですが、押し入れ内は様々な茶道具が広がっています。しかしこれらは稽古用のお道具で、茶会当日には更に格式の高い本番用道具を用いるそうです。
稽古の開始時刻になり全体での挨拶が済むと、まずは礼の練習から始まります。
茶道では礼だけでも真・行・草と3種類あり、場面により使い分けます。その他にも立ち座りの動きやお茶碗の構え方など1つ1つの所作が決まっていて、九大茶道部ではこれらの「基本動作」を特に重んじています。
入部したての1年生にはまずこの「基本動作」からじっくり習得していき、学年が上がって経験を積んでも最初の礼の練習は欠かさないそうです。
茶会ではお茶を呈するための一連のお点前を披露します。一口にお点前と言っても、使う道具の種類や部屋の環境などにより無数のパターンがあります。一見ばらばらのような手順や所作にも合理性や一貫性を見出すことができて、そこに茶道の奥深さを感じるんだそうです。
日々様々な種類のお点前を経験し、各茶会では毎回定めるテーマに合わせたお道具を選び、本番前にはそれに即したお点前を練習していきます。
お点前では練習する人1人に対して先生や先輩が1人以上指導につき、ひとつひとつ丁寧に教えてくださります。緊張感がありつつも和やかな雰囲気で独特な空間でした。お点前の大まかな流れは道具を清める→お茶を点てる→道具を仕舞うという順番にできていて、「ここは三手で持ち替えて」「これは畳に対してこの位置に置いて」など全てにおいて細かく所作が決まっています。これらを美しく魅せるには日々の積み重ねの努力が必要なのだなと感心しました。
またこの日は灰切という練習をしていました。お湯を沸かすための釜は、普段の稽古時は電熱式を用いていますが、茶会当日は炭で火を起こします。その際に炭が燃えやすく、かつ見た目に清らかで美しい状態の灰形をしつらえる練習です。少しだけ体験させていただきましたが、最終的に全体のバランスを整えながら水平を保つのが非常に難しく、繊細さをひしひしと感じました。
小さな所作の積み重ねの中に、客人をもてなす真心が静かに息づき、とても奥深さを感じる稽古風景でした。
部員には大学から茶道を始める者も多く、おおよそ半々程度だそうです。
稽古の都合上、入部は毎年4月中のみの募集となりますが、茶会にはどなたでもご参加いただけます。
次の茶会は2026年6月21日(日)に入定寺にて開催されるそうです。
予約制となるようなので気になる方はSNSのDM等でご連絡ください!
九州大学裏千家茶道部
- 部員数:計36名
- 1年生14名、2年生8名、3年生9名、4年生5名
- 活動日・活動頻度:週2回月・土、茶会前・長期休み中は不定期
- 活動場所:課外活動施設Ⅱ和室